KOL Finder ー短期間でのKOL選定へー
メディカルアフェアーズは、学術部門として独立し、製品のライフサイクルプランやグローバル製品価値の
最大化に医学的・科学的な視点で貢献する組織である。
製薬業界全般において、その存在意義は大きくなっており、今後もその傾向は強まると考えられている。
メディカルアフェアーズの重要な役割の一つに「 KOL(Key Opinion Leader) 」の選定がある。
KOLとは、対象領域で影響力を持つ医師や論文著者、また講演会等でスピーカや座長を依頼したい医師など、
製薬企業が欲する存在である。
しかし、KOL選定には、参考とされ得る客観的データは存在するが、決まった選定手法はない。
また、選定結果の効果測定にも時間がかかる一方、この時点でのKOL設定が、営業部門成績、ひいては、
会社全体の業績に大きな影響を及ぼしてしまう事は間違いないため、メディカルアフェアーズの存在及び、
求められる役割としてのKOLの選定・設定のどちらも重要性を増している。
AIによる自動解析
当システムは、学術大会の抄録集や論文データをAIで解析し、効率的にKOL(Key Opinion
Leader)マスターリストの構築をサポートする世界初のAIツールです。指定された「キーワード」「発表形態種別」「共著者種別」「座長受任数」「発表回数」「企業セミナー受任数」などの指標に基づいて、医師の研究実績を評価し、当該領域や疾患に最適なKOLを抽出します。
このシステムは、各社独自のKOL選定プロセスに柔軟に対応でき、構築されたマスタリストは企業全体、部署、個人ごとに管理・秘匿された状態でアクセス権限を設定可能です。また、過去から最新までの抄録集や論文データを蓄積し、企業オリジナルのデータベースを構築することができます。
さらに、PreStudy機能を活用すれば、KOLへのアプローチ時に必要な事前情報も自動的に提供され、最新の学術情報を迅速に把握することが可能です。事前の打ち合わせに基づき、登録された抄録集をAIが解析し、指定のレイアウトで結果を表示します。これにより、KOL選定とアプローチがより効果的かつ効率的に進められます。
KOL選定フローをAIがサポート 目視不要・超効率マスタリスト構築
「KOLファインダー」は、AI技術を活用して医療業界のニーズに応える革新的なシステムです。このシステムは、特に「MasterListing」と「Prestudy」という二つの主要ツールを中心に構成されています。
これらのツールは、医療業界におけるメディカルアフェアーズの効率を飛躍的に向上させることを目的としています。
「MasterListing」は、メディカルアフェアーズにおいて求められるKOLの選定を機械的にサポートします。これまで人力と目視に依存していたマスターリストの構築は、多大な時間とコストを要していましたが、MasterListingを使用することで驚くほど効率的にリストを作成できるようになります。従来のKOL選定フローを根本から変える革新的なツールです。
「Prestudy」は、KOLにアプローチする際に必要な事前情報収集を効率化するツールです。多忙な業務の中で、KOLの学術情報を一から調べるのは時間がかかりますが、Prestudyを使うことで、関連する学術論文や研究内容を簡単に確認できます。これにより、短時間でKOLに対する理解を深め、より効果的なアプローチが可能になります。
KOL Finder システムの概要
権限
構築したマスタリストやキーワード、抄録集などの、DBにアクセスできる権限を設定できます。企業全体は勿論、部署、個人ごとに管理・秘匿されます。
抄録一覧(解析指示済抄録)
事前の打ち合わせにより登録した抄録集を表示します。 解析指示の通りにAIがレイアウト解析していることを確認します。
キーワード
マスターリスト構築に反映させる、 キーワードを設定します。
オリジナルデータベース
作成されたKOLマスターリストのデータは、独自に蓄積されます。過去の抄録集・論文から最近の物まで貴社オリジナルのデータベースが構築されます。
マスターリスト作成
対象とする解析済抄録集を選択し、キーワード解析、名前を付けて保存。 一覧から選択し、表示、帳票、編集後別名保存が可能です。
PreStudy
KOLへの訪問やアプローチ前に該当KOL周辺の情報を学習しておくための機能です。 要約、表示、PDF転送などが可能です。
KOL Findaerは学会抄録集などを使用して、AIによる自動分析でKOLマスターリストを作成し、共著者の重み付けを設定して次世代のKOLを発見できます。複数のキーワードに対応し、自動要約でキーワードの適合性を判断することが可能です。また、学会抄録の情報を蓄積し、発表者の検索や話題作りに利用でき、これらのデータから貴社独自のデータベースを構築することもできます。